その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:長畑利博 | ||||||||||||||||||||||
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ここ近年、電源と言えば静音性が重視される傾向が続いていたが、各メーカーの競争が続いたこともあり、市場で販売される製品の静音性能は一定のレベルに達した。これに伴って静音電源ブームは一段落したものの、ここ最近はIntel系CPUのたび重なる仕様変更や、新ビデオカード規格の登場により、電源ユニットの新製品の数は減るどころか、むしろさらに増え続けている。 CPUの仕様変更による影響が大きく現われているのが、+12Vラインの分割だ。+12VはCPUやビデオカード、各機器のモーター類などに供給されるが、CPUの消費電力が上がってきたため、CPUへの出力とそのほかのパーツへの出力 を分けることで、各機器の動作を安定させる方向の製品が多くなっている。市販されている電源の多くが2系統の+12V出力ラインを持つようになっているが、特定の機器で極端に大きな電力需要が発生した場合、2系統バラバラの出力だと電力の供給が追い付かない場合もある。こういったケースに備えて、+12V出力を2系統/1系統で切り換え可能なスイッチを備えた製品も販売されている。現在では、CPUだけではなく、ビデオカードの消費電力も増大しており、同時に2枚のビデオカードを使用するSLI動作の登場もあって、さまざまな面から高出力の電源が必要とされている。 電源のコネクタ自体もいくつか変更された。メインケーブルは、20ピンから24ピンに変更されたほか、+12V専用の4ピンコネクタ、Pentium Extreme Editionなどの特定のCPUに対応するマザーボードで採用されている8ピンの+12Vコネクタ、サーバー用マザーボードなどで採用されているEPS12Vコネクタなど種類も増え、電源によって対応、未対応などが分かれる傾向にある。 そして、こうした高出力機器を安定して動作させるため、品質面での見直しも進められており、使用されている回路や基板、コンデンサといった部品の品質を厳選し、高品質をウリとする製品が増えてきた。PCで使われているスイッチング電源は、常にスイッチのON/OFFを繰り返すという仕組であるため、切り換え時にノイズが発生しやすい。こうしたノイズはPCの動作に影響を与えることから、高級電源にはノイズを抑えるために高品質回路が採用されている。容量が同一であっても、実売価格が異なる電源が多いのは、こうした回路や基板、コンデンサといった部品の品質の差が主な理由だ。高品質・高信頼性という言葉も最近の重要なキーワードだろう。 また、今回は各製品の+12Vの電圧変化を「SpeedFan」を用いて計測し、そのグラフを掲載しているので、そちらも製品選びの参考にしてほしい。 |
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電源選びのポイント | ||||||||||||||||||||||
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Seasonic | ||||||||||||||||||||||
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実売価格:13,000円前後 | ||||||||||||||||||||||
TEL:046-236-3522(オウルテック) URL:http://www.owltech.co.jp/ |
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SS-500HTはショップで安定した売り上げを誇る製品だ。静音性や安定性、変換効率など、高い次元でバランスが取れているのが大きな特徴。Active PFCを搭載し、SLI動作にも対応している。発売後も地道に改良が進められており、2005年10月末以降出荷のモデルはPCI Expressコネクタが2個用意されるようになったほか、Athlon 64 X2、Pentium D対応といったCPUの動作保証などもパッケージにシールで表示され、Webページでは詳細な動作情報が公開されている。+12Vの出力は17Aと16Aとほかの電源ユニットと比べるとやや弱めで、ハイエンドパーツで固めた構成のマシンを構築するにはやや不満が残るが、その場合は上位の600Wモデルを選択すればよいだろう。全体に過不足のない、バランスの取れた製品だ。 | ||||||||||||||||||||||
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恵安 | ||||||||||||||||||||||
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実売価格:9,000円前後 | ||||||||||||||||||||||
TEL:03-3980-6442 URL:http://www.keian.co.jp/ |
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KAD-550AS SLIは実売で1万円を切りながら、550Wという出力を実現したハイコストパフォーマンス製品。安価な製品といっても基本機能は一通り押さえられており、高い静音性や、SLIのサポートなどは本製品のウリとなっている。ファンは12cm角タイプが採用されており、電圧の変化や電源内部の温度変化に合わせてファンの回転速度を900~2,000rpm間で変化させる「Smart Control」機能を搭載している。 SLI対応のため、PCI Expressコネクタが2個用意されているのはもちろんのこと、+12Vの出力は1系統が20A、2系統目が18Aと出力もなかなかとなっており、ハイエンドビデオカードの駆動を意識した作りとなっている。EPS12Vを搭載するなど、電源コネクタ数が多いのも特徴だ。 |
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発売日:12月28日
特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税
発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税
発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税
発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税
発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税
発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税
発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税
発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税
発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税
発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税
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