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PCパーツ100線
電源編
TEXT:長畑利博
500Wクラスの製品が市場のメインに
image ここ近年、電源と言えば静音性が重視される傾向が続いていたが、各メーカーの競争が続いたこともあり、市場で販売される製品の静音性能は一定のレベルに達した。これに伴って静音電源ブームは一段落したものの、ここ最近はIntel系CPUのたび重なる仕様変更や、新ビデオカード規格の登場により、電源ユニットの新製品の数は減るどころか、むしろさらに増え続けている。

 CPUの仕様変更による影響が大きく現われているのが、+12Vラインの分割だ。+12VはCPUやビデオカード、各機器のモーター類などに供給されるが、CPUの消費電力が上がってきたため、CPUへの出力とそのほかのパーツへの出力 を分けることで、各機器の動作を安定させる方向の製品が多くなっている。市販されている電源の多くが2系統の+12V出力ラインを持つようになっているが、特定の機器で極端に大きな電力需要が発生した場合、2系統バラバラの出力だと電力の供給が追い付かない場合もある。こういったケースに備えて、+12V出力を2系統/1系統で切り換え可能なスイッチを備えた製品も販売されている。現在では、CPUだけではなく、ビデオカードの消費電力も増大しており、同時に2枚のビデオカードを使用するSLI動作の登場もあって、さまざまな面から高出力の電源が必要とされている。

 電源のコネクタ自体もいくつか変更された。メインケーブルは、20ピンから24ピンに変更されたほか、+12V専用の4ピンコネクタ、Pentium Extreme Editionなどの特定のCPUに対応するマザーボードで採用されている8ピンの+12Vコネクタ、サーバー用マザーボードなどで採用されているEPS12Vコネクタなど種類も増え、電源によって対応、未対応などが分かれる傾向にある。

 そして、こうした高出力機器を安定して動作させるため、品質面での見直しも進められており、使用されている回路や基板、コンデンサといった部品の品質を厳選し、高品質をウリとする製品が増えてきた。PCで使われているスイッチング電源は、常にスイッチのON/OFFを繰り返すという仕組であるため、切り換え時にノイズが発生しやすい。こうしたノイズはPCの動作に影響を与えることから、高級電源にはノイズを抑えるために高品質回路が採用されている。容量が同一であっても、実売価格が異なる電源が多いのは、こうした回路や基板、コンデンサといった部品の品質の差が主な理由だ。高品質・高信頼性という言葉も最近の重要なキーワードだろう。

 また、今回は各製品の+12Vの電圧変化を「SpeedFan」を用いて計測し、そのグラフを掲載しているので、そちらも製品選びの参考にしてほしい。
電源選びのポイント
1 出力
image電源の総出力はもちろん、CPUやビデオカードに使用される+12Vの出力が重要だ。デュアルコアCPUやSLI動作への対応も大きなポイント。総出力の表示には常時供給が可能な定格出力と、短時間の出力しかできないピーク出力があるので、書かれている数値がどちらなのか確認しておこう
2 信頼性
image最近は使用されるコンデンサなどの部品に日本製のものを使用したり、冷却ファンにも長寿命で実績のある製品を搭載したりするなど、品質面をウリにした製品が多い。自宅サーバーや仕事用PCなど、信頼性が重要なPCには、高品質な製品を選んでおくに越したことはないだろう
3 静音性
image最近のPC用電源は全体的に静音性が向上しているので、昔のようないわゆる爆音電源は少なくなった。しかし、高信頼性をウリにするモデルでは冷却能力を重視して、静音性はあまり期待できないものも多いので、購入する前によく調べておくとよいだろう
4 効率、力率
image最近は電源の変換効率を表示しているメーカーが多い。効率が高ければ電源で消費されるムダな電力や発熱が減るメリットがある。一方、力率はActive PFC回路などにより劇的に向上するが、ユーザーに対する直接的なメリットは少ないので、あまり気にする必要はないだろう
Seasonic
SS-500HT
実売価格:13,000円前後
TEL:046-236-3522(オウルテック)
URL:http://www.owltech.co.jp/
高い次元でバランスの取れた定番電源
 SS-500HTはショップで安定した売り上げを誇る製品だ。静音性や安定性、変換効率など、高い次元でバランスが取れているのが大きな特徴。Active PFCを搭載し、SLI動作にも対応している。発売後も地道に改良が進められており、2005年10月末以降出荷のモデルはPCI Expressコネクタが2個用意されるようになったほか、Athlon 64 X2、Pentium D対応といったCPUの動作保証などもパッケージにシールで表示され、Webページでは詳細な動作情報が公開されている。+12Vの出力は17Aと16Aとほかの電源ユニットと比べるとやや弱めで、ハイエンドパーツで固めた構成のマシンを構築するにはやや不満が残るが、その場合は上位の600Wモデルを選択すればよいだろう。全体に過不足のない、バランスの取れた製品だ。
image
500W
Specification
ファン:12cm角×1
電源コネクタ:ATX20/24ピン×1、ATX12V(4ピン)×1、EPS12V×1、ペリフェラル×6、Serial ATA×4、PCI Express×2、FDD×2、FAN×3
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image 3ピンファン用のコネクタが3個が用意されている。また、ケーブルをまとめるためのスパイラルチューブも付属
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恵安
静か KAD-550AS SLI
実売価格:9,000円前後
TEL:03-3980-6442
URL:http://www.keian.co.jp/
1万円を切りながら550Wの大容量とSLI対応を実現
 KAD-550AS SLIは実売で1万円を切りながら、550Wという出力を実現したハイコストパフォーマンス製品。安価な製品といっても基本機能は一通り押さえられており、高い静音性や、SLIのサポートなどは本製品のウリとなっている。ファンは12cm角タイプが採用されており、電圧の変化や電源内部の温度変化に合わせてファンの回転速度を900~2,000rpm間で変化させる「Smart Control」機能を搭載している。

 SLI対応のため、PCI Expressコネクタが2個用意されているのはもちろんのこと、+12Vの出力は1系統が20A、2系統目が18Aと出力もなかなかとなっており、ハイエンドビデオカードの駆動を意識した作りとなっている。EPS12Vを搭載するなど、電源コネクタ数が多いのも特徴だ。
image
550W
Specification
ファン:12cm角×1
電源コネクタ:ATX20/24ピン×1、ATX12V(4ピン)×1、EPS12V×1、ペリフェラル×6、Serial ATA×4、PCI Express×2、FDD×2
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image 本体は奥行き14cmのコンパクトタイプ。低価格な製品だが、ケーブルはメッシュ加工でまとめられている
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