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PCパーツ100線
ビデオカード編
TEXT:橋本新義
人気価格帯での激戦と
PCI Expressへの移行が本格化
image まず最初に、簡単に2005年から2006年初頭にかけてのビデオカード市場の状況を俯瞰してみたい。

 全体的には、2004年に比べても性能の向上が順調に進んだ1年と言ってよいのではないだろうか。とくにNVIDIAは、GeForce 6シリーズが6600/6600 GTを中心に大ヒットし、ビデオカード市場の盛り上げに大きな役割を果たした。また、後半は旧世代の製品でありながら十分な性能を持つ6800シリーズが値下げにより人気再燃。さらに動作クロックを向上させた新モデル、GeForce 6800 GSに注目が集まっている。

 対するATIは今年前半の不調から後手に回った印象が強かったが、1万円台前半カードの平均性能を引き上げたRADEON X700シリーズなど、コストパフォーマンスの高い製品を送り出し、さらにX800 GT/GTOなどを投入、2万円台後半でもNVIDIAを猛追している。年末にいよいよ登場したX1000シリーズで、その勢いはさらに増しそうだ。

 そうした両者の激戦を象徴するのが、2万円から3万円という自作PCユーザーに人気のある価格帯の製品だろう。このクラスはもともと激戦区なのだが、2005年後半はわずか4、5カ月の間に、売れ筋製品がGeForce 6600 GT→RADEON X800 GT→GeForce 6800→RADEON X800 GTO→GeForce 6800 GSと5回も交代する状況になっている。この激戦の行方が、2006年のビデオカードの見どころと言えそうだ。

 また、2005年のもう一つの焦点として、PCI Express(PCI-E)版カードが本格的に普及を果たした点が特筆できる。とくに前述の価格帯やそれ以上のグレードのGPUは、ほとんどがPCI-E専用か、あるいはAGP版がコストパフォーマンス的に劣る仕様となってしまっている。AGP版ビデオカードを購入したいヘビーユーザーは、製品選択をかなり慎重に行なう局面に入ったと言えそうだ。

 2006年のビデオカードの動向は、上述した人気価格帯に加え、ハイエンド製品とローエンド市場で展開されつつある、NVIDIA対ATIの激戦の行方に注目していきたい。
グラフィックスチップの仕様
  型番 コアク
ロック
メモリ
クロック
メモリインターフェース幅 Vertex
Shader数
Pixel
Shader数
nVIDIA GeForce 6200 300MHz 500MHz 128/64bit 4 3
GeForce 6600 300MHz 500MHz 128/64bit 8 3
GeForce 6600 GT 500MHz 1GHz 128bit 8 3
GeForce 6800 325MHz 700MHz 256bit 12 5
GeForce 6800 GS 425MHz 1GHz 256bit 12 5
GeForce 7800 GT 400MHz 1GHz 256bit 20 7
GeForce 7800 GTX 430MHz 1.2GHz 256bit 24 8
ATI RADEON X550 400MHz 500MHz 128/64bit 4 2
RADEON X700 400MHz 700MHz 128bit 8 6
RADEON X800 GTO 400MHz 980MHz 256bit 12 6
RADEON X1300 450MHz 500MHz 128bit 4 2
RADEON X1600 XT 590MHz 1.38GHz 256bit 12 8
RADEON X1800 XT 625MHz 1.5GHz 256bit 16 8
製品の実装によって異なることがあります
SLIとCrossFireの現状
image2005年のビデオカード市場で、間違いなくホットな話題の一つだったのがマルチGPU技術だ。2004年末に登場し、すでにある程度定着したNVIDIA SLIを追うべく、10月にはついにATIのCrossFireも対応製品が揃った。しかし、両者のこの時間差が、環境の充実度にも影響している。

 とくにAMD製CPU環境では、nForce4 SLIが実質的な“標準チップセット”の座に納まっているに対し、CrossFire側もIntel製チップセットへの対応といった利点はあるものの、普及にはもうしばらく時間を必要としそうだ。また、SLIはドライバのアップデートにより使い勝手を改善してきているが、CrossFireでは2枚目のカードとして専用版「CrossFire Edition」が必要になる点なども普及の妨げとなっている。ただ、ATIも現在の状況を改善すべく、X1300/1600シリーズではCrossFire Editionを不要とするなど、NVIDIAを追撃する姿勢を明確にしている。
ビデオカード選びのポイント
image1.搭載されているGPUを知る
 基本中の基本だが、これをおろそかにできなないのが最近のビデオカード。最近のGPUはバリエーションが多く、さらに製品間の価格もCPUに比べて近い。新製品も続々と登場し続けているだけに、知らない間に新製品が登場しているという事態があるからだ。

 とくに注意したいのは、冒頭でも紹介した、2万~3万円台の製品。この価格帯は多くのGPUを搭載した製品が入り乱れており、さらにXT、XL、LE、GSなど、 型番からはどういう位置付けか分かりにくい製品もある。ものによっては同価格でも1.5倍程度の差が発生する場合もあるので、製品選択は慎重に行ないたい。自信がなければ、ショップ店員に尋ねるのも堅実な方法だ。
image2.クロック/メモリバス幅を調べる
 ここ最近、とみに多くなってきたのが、メーカーが独自に動作クロックを変更した製品だ。定格より高速な動作を保証するオーバークロック製品も多いが、問題は定格より遅い製品もあることだ。多いのは動作クロックを落としたり、メモリインターフェースのバス幅を狭めたりして、低価格を実現した製品。また、そうしたものに限って正確な仕様が明示されていないことも多い。こうした製品は通称“地雷”と呼ばれているが、それが製品の性格を物語っている。

 こうした混乱を避けるために、Webサイトやパッケージでコア/メモリクロックの表示を行なうメーカーも増えてきたので、可能な限りチェックをしたい。またこの点に関しても、ショップの担当者に聞いてみるのはよい手段だ。
image3.クーラーの静音性はどうか
 高速化するGPUからの発熱の増大により、年々重要性を増しているのがビデオカードクーラーだ。2005年は、ヒートパイプ搭載のファンレスモデルや静音性を重視して大型のクーラーを搭載する製品の人気が高くなり、製品数が急増している。一時期は静音モデルと通常モデルで価格差がかなりあったが、最近は静音モデルの価格も下がり、お買い得感が増している。

 ただし、GPU自体の発熱が大きいミドルレンジ以上の完全ファンレス製品は、ケース内での空気の流れを考える必要がある。単純にファンレス=ファンが不要というわけではないことに注意しよう。初心者ユーザーにはクーラーを大型化するなどして静音化を図った静音タイプのほうがオススメだろう。
PCIビデオカードの選択肢
image PCI版ビデオカードは、AGPスロットのないメーカー製PCのアップグレード用やサーバー用として、一定の人気を得ている。しかし、最近はmicroATXでもPCI Express x16を搭載しない製品はほとんどなく、PCI Express x1対応ビデオカードも登場してきたことから、これからさらに数が少なくなっていくと予想される。

 だが、それでもまだ3Dゲーム目的でPCIスロット対応製品を探し求めるユーザーは多く、それに対応するためメーカーも製品をいくつかリリースしている。InnoVISIONの「GeForce FX5500 128MB」は、2005年にひそかな人気を集めた製品。メモリバスが128bit接続のため、パフォーマンスはなかなかだ。加えて、2006年初頭に玄人志向からGeForce 6200を搭載する「GF6200A-LP128H」が登場予定となっている。数少ないDirectX 9対応のPCIビデオカードということで、注目度は高い。
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