その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:プラットフォーム解説:鈴木雅暢/マザーボード解説:Ta 152H-1 | ||||||||||||||
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マザーボードのトレンドは、CPU、またはチップセットとともにある。マザーボードはチップセットに合わせて開発されるものであり、CPUと各種周辺デバイスとの間のデータの橋渡しを行なう役割を持つチップセットもまた、CPUに合わせて設計されるものだからだ。チップセットがサポートする規格によってマザーボードの仕様がほぼ自動的に決まる部分も多く、マザーボードを選ぶ際にはチップセットへの理解は欠かせない。 各プラットフォームに共通する流れとして、チップセットアーキテクチャのPCI Express化がある。PCI Express化の目的は、各種周辺機器が性能をフルに発揮するために十分な帯域(転送速度)の確保だ。それまで周辺機器接続用の汎用バスとして主役を務めてきたPCIバスだが、帯域不足が顕在化し、ボトルネックになり始めていたことから次世代バスとしてPCI Expressが採用されてきている。PCIバスのボトルネックはすでに非常に深刻な段階に達しており、古い周辺機器をどうしても使いたいなどの理由がない場合は、PCI Expressをサポートするチップセットを前提に考えるべきだ。もちろん、現在のチップセットの主流はどのプラットフォームでもPCI Expressベースになっている。 チップセットの差別化ポイントとしては、NVIDIA SLIやATI CrossFireなどのデュアルGPU技術への対応や、Serial ATAの3Gbps転送やNCQへの対応、RAID 5サポートなどといった点が挙げられる。とくにSerial ATAやRAID関連の仕様はチップセット(South Bridge)のグレードによって違いがある部分なのでチェックしておきたい。 |
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CPUソケット マザーボードを選択するときに一番最初に決めなければならないのが対応CPU。組み立てるPCをどのような目的で利用するのかを考えて、慎重に決定する必要がある |
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North Bridge 対応するメモリ規格(Intelプラットフォームのみ)、ビデオカードインターフェースはチップセットのNorth Bridgeの仕様によって決まる |
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South Bridge チップセットがサポートするHDDインターフェースの種類やポート数、RAID機能の有無などは、South Bridgeの仕様に左右される |
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PCI Express x16 NVIDIA SLIやATI CrossFireといったデュアルGPU構成への対応もトレンドの一つ。PCI Express x16スロットを2本搭載する製品は多い |
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メモリスロット IntelプラットフォームのメモリはDDRからDDR2へ移行し、価格もDDR2のほうが安くなった。PC2-4200とPC2-5300との性能差はほとんどない |
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Serial ATA HDDインターフェースの主流となったSerial ATA。NCQ、3Gbps転送への対応やポート数、RAIDサポートの有無などを確認しておきたい |
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IDE Intel製チップセットはIDEが1ポートに省かれており、事実上光学ドライブ専用。過去のIDE HDDを活かせるようIDE RAIDチップが載っているボードもある |
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拡張性(接続性)とオンボード機能の種類もポイントになる。メモリソケットがいくつあるか、Serial ATAやIDEのポートはいくつあるか、ビデオカードや周辺機器用の拡張スロットがいくつあるか。標準的なATXサイズのボードでは構成に大きな偏りはないが、サイズの小さいmicroATXボードなどではメモリソケットが2本しかなかったり、Serial ATAコネクタが二つしかなかったりするものなどがあるので、それを認識した上で判断したい。 オンボードの機能でとくに内容を把握しておきたいのは、LANとRAIDだろう。LANはすでに1,000Mbpsの転送速度をサポートしたギガビットイーサネットへの対応が一般的になりつつあるが、安価な製品ではまだ100BASE-TX対応のものもある。また、接続はPCIではなく、性能をフルに発揮できるPCI Expressが望ましい。RAIDはチップセット内蔵機能を使うのがスマートだが、外部チップの場合はLAN以上にPCI Expressでの接続にこだわりたい。速度向上を期待してRAIDを導入するならば、PCI接続のチップではPCIがボトルネックになり役に立たないと言っても過言ではない。 そのほか、使い勝手を左右する要素として、リアパネル部のI/Oの内容やヘッダピンの色分けなどがある。オンボード機能が使う端子などはブラケットで追加すると拡張スロットのスペースを占有するだけでなく、ケーブルもジャマになり、ケース内エアフローの観点からもよくない。リアパネルI/Oに一通り用意されているのが望ましい。 |
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LAN LANはギガビットイーサネット(1000BASE-T)に対応したものがオススメ。また、同じギガビットイーサネット対応でも、PCI Expressで接続されていることが望ましい |
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チップクーラー 静音PCを意識する場合、チップセットクーラーはファンレスのものを選びたいところ。ただ、ファンレスにするならPCケース内のエアフローも考慮する必要がある |
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IEEE1394 IEEE1394はPCI接続が主流。利用が前提なら、LANやRAIDがPCI Express接続でPCIバスに余裕のあるものを選びたい。800Mbps転送のIEEE1394bに対応した製品もある |
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バックパネル 使い勝手を左右するバックパネルI/O。IEEE1394などもブラケットでの追加より、リアパネルに標準装備するのが望ましい。ブラケット別売の製品もある |
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ヘッダピン PCケースの電源ボタンやリセットボタン、アクセスランプなどを接続するヘッダピン。色分けされ、機能や極性がプリントされているものがベターだ |
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