特集
成熟期を迎えたLGA775プラットフォーム 1/8
Pentium 4/D/XE、Celeron D対応マザーボード 2/8
Pentium 4/D/XE、Celeron D対応マザーボード 3/8
Pentium 4/D/XE、Celeron D対応マザーボード 4/8
Pentium 4/D/XE、Celeron D対応マザーボード 5/8
Pentium 4/D/XE、Celeron D対応マザーボード 6/8
Pentium 4/D/XE、Celeron D対応マザーボード 7/8
Pentium 4/D/XE、Celeron D対応マザーボード 8/8
デュアルコアとともに勢いに乗るSocket939プラットフォーム 1/10
Athlon 64/64 X2/64 FX対応マザーボード 2/10
Athlon 64/64 X2/64 FX対応マザーボード 3/10
Athlon 64/64 X2/64 FX対応マザーボード 4/10
Athlon 64/64 X2/64 FX対応マザーボード 5/10
Athlon 64/64 X2/64 FX対応マザーボード 6/10
Athlon 64/64 X2/64 FX対応マザーボード 7/10
Athlon 64/64 X2/64 FX対応マザーボード 8/9
Athlon 64/64 X2/64 FX対応マザーボード 9/10
Socket939プラットフォームパフォーマンス解説 10/10
強固な地盤を築いたSocket479プラットフォーム
活気を取り戻しつつあるSocket754プラットフォーム 1/2
Athlon 64/Sempron/Turion 64対応マザーボード 2/2
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マザーボード100選 2006
Pentium M/Celeron M対応マザーボード
TEXT:鈴木雅暢
強固な地盤を築いた
Socket479プラットフォーム
image静音PCブームの中、圧倒的な低発熱・低消費電力を武器に、2004年後半にブレイクしたPentium M/Socket479プラットフォーム。
2005年の動きは緩やかだったが、順調に市場を拡大し、強固な地盤を築き上げたと言える。
すみやかにPCI Expressへ移行 2006年はさらなるブレイク!?
 組み込み向けなど、業務用のマザーボードから徐々に火が付き、AOpenから初のコンシューマ向け製品として発売されたi855GMEm-LFSを機に、一気にブレイクしたSocket479プラットフォーム。この1年は、デュアルコアCPUに主役を奪われた感はあったものの、システムバス533MHzおよびPCI Expressへの対応、AOpen以外のメーカーからも対応マザーボードが登場と、確実な前進を見せた。

 大きなトピックとしては、まず、Intel 915GM+ICH6-Mチップセットの登場が挙げられる。2005年に入ってすぐ、システムバス533MHzに対応したPentium Mとともに発表されたこのチップセットは、システムバス533MHz、DDR2 SDRAM、PCI Express、Serial ATAなどをまとめてサポート。3月にはAOpenから、これを搭載するマザーボードとして、i915GMm-HFSが発売され、LGA775プラットフォームとの間に生じていたアーキテクチャ面の世代格差を一気に埋めることに成功した。AOpenはこの後もATX版のi915Ga-HFSを送り込むなど、今年もSocket479プラットフォームを強力にリードした。

 ほかのメーカーの動きも見逃せない。ASUSTeKはSocket478→Socket479変換アダプタ「CT-479」という形で、ECSもライザーカードでSocket479が利用できる「PF88 Extreme」を発売するなど、ともに変化球ながらも参入。そして、MSIはサーバー/ワークステーション向けながらコンシューマにも有用な「915GM SpeedStar-FA4」を投入と、本来モバイル向けであるSocket479プラットフォームをデスクトップPCで利用することへの抵抗は、着実になくなってきた。

 そして、来年にはさらに大きな動きが期待される。Yonahコアを採用した新CPUのデビューだ。ソケット仕様には若干変更が加えられ、チップセットもデュアルコア対応チップセットが必要になると予想されるため、厳密には別のプラットフォームとして扱うべきかもしれないが、Socket479プラットフォームの流れをくむ省電力/低発熱のプラットフォームがさらに充実を見せることは間違いない。
imageCPUソケット(Socket479)
ノートPCへの実装も考慮し、CPUソケットは非常に薄くできている。CPUクーラーの固定法もマザーボードしだいで、多くは専用品が付属する
image代表的なCPU(Pentium M)
小さい消費電力により、モバイル向けCPUという位置付けを超え、静音PCやリビングPCを実現するCPUとして注目は大きくなるばかりだ
Socket479対応CPU、チップセット一覧
CPUスペック
製品名 周波数 システムバス コア数 2次キャッシュ
Pentium M 1.7~2.26GHz 533/400MHz 1 2MB
Celeron M 1.4~1.6GHz 400MHz 1 1MB
製品名 HT 拡張機能 64bit 省電力機能 コア
Pentium M × SSE1/2 × EIST Dothan
Celeron M × SSE1/2 × EIST Dothan
チップセットスペック
製品名 システムバス 対応メモリ 内蔵グラフィックス
Intel 915GM 533/400MHz PC2-4200 DDR SDRAM GMA900
Intel 855GME 400MHz PC2700 DDR SDRAM Extreme Graphics 2
製品名 拡張スロット HDDインターフェース
Intel 915GM PCI Express、PCI Serial ATA、Ultra ATA/100
Intel 855GME AGP 4X、PCI Ultra ATA/100
i915G
AOpen
i915Ga-HFS
実売価格:30,000円前後
問い合わせ先:エーオープンジャパン
TEL:048-290-1819
URL:http://aopen.jp/
本格的にPentium Mを使いたいなら
Pentium Mに対応した初のATXマザーボード。映像出力端子が充実しているのが大きな特徴で、PCI Express x16スロットも備える。
PCI Express x16【1】 USB 2.0【4】
PCI Express x1【1】 IEEE1394【-】
AGP【-】 Dsub 15ピン、DVI-I【各1】
PCI【3】 コンポーネント【1】
image image
SPECIFICATION
鈴木雅暢
静音にフォーカスしたパッケージングが魅力。DVI出力やD端子出力などを標準で搭載したリアパネルの先進性も光る。
★★★★★
CPUタイプ:Socket479
チップセット:Intel 915G+ICH6
フォームファクター:ATX
メモリスロット:PC2-4200 DDR2 SDRAM×4(最大4GB)
FSBクロック:100~400MHz(1MHzきざみ)
HDDインターフェース:Serial ATA×4、Ultra ATA/100×1
LAN:1000BASE-T×1
i915GM
MSI
915GM Speedster-FA4
実売価格:28,000円前後
問い合わせ先:エムエスアイコンピュータージャパン
E-mail:web@msi-computer.co.jp
URL:http://www.msi-computer.co.jp/
信頼性の高さが魅力のPentium Mマザーボード
Pentium Mに対応したIntel 915GM搭載マザーボード。もともとは業務用の製品で、1000BASE-Tポートを2基搭載しているのが特徴。
PCI Express x16【1】 USB 2.0【4】
PCI Express x1【1】 IEEE1394【-】
AGP【-】 Dsub 15ピン【1】
PCI【2】  
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SPECIFICATION
鈴木雅暢
もともとサーバー/ワークステーション向けに開発されているだけに、信頼性は抜群。業務用色も強くなく素直だ。
★★★★☆
CPUタイプ:Socket479
チップセット:Intel 915GM+ICH6
フォームファクター:microATX
メモリスロット:PC2-4200 DDR2 SDRAM×2/PC3200 DDR SDRAM×2(最大2GB)
FSBクロック:100~132MHz(1MHzきざみ)
HDDインターフェース:Serial ATA×4、Ultra ATA/100×1
LAN:1000BASE-T×2
i915GM
AOpen
i915GMm-HFS
実売価格:30,000円前後
問い合わせ先:エーオープンジャパン
TEL:048-290-1819
URL:http://aopen.jp/
 
Pentium Mに対応するSocket479マザーボード。豊富な映像出力が特徴。ジャンパピンによる設定が必要な点には注意
PCI Express x16【1】 USB 2.0【4】
PCI Express x1【1】 IEEE1394【-】
AGP【-】 Dsub 15ピン、DVI-I【各1】
PCI【2】 コンポーネント【1】
image image
SPECIFICATION
鈴木雅暢
i915GMを他社に先駆けて採用、製品化したパイオニア。DDR2/DDR両対応の仕様も当時としては合理的だった。
★★★★☆
CPUタイプ:Socket479
チップセット:Intel 915GM+ICH6-M
フォームファクター:microATX
メモリスロット:PC2-4200 DDR2 SDRAM×2/PC3200 DDR SDRAM×2(最大2GB)
FSBクロック:100~400MHz(1MHzきざみ)
HDDインターフェース:Serial ATAII×2、Serial ATA×2、Ultra ATA/100×1
LAN:1000BASE-T×2
i855GME
AOpen
i855GMEm-LFS
実売価格:24,000円前後
問い合わせ先:エーオープンジャパン
TEL:048-290-1819
URL:http://aopen.jp/
1世代前のチップセットであるIntel 855GME搭載のPentium M対応マザーボード。AGPスロットを搭載しているのが特徴
PCI Express x16【-】 USB 2.0【4】
PCI Express x1【-】 IEEE1394【-】
AGP【1】 Dsub 15ピン【1】
PCI【3】  
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SPECIFICATION
鈴木雅暢
Pentium Mを一気に身近な存在に引き寄せた、立て役者のリビジョンアップ版。i865世代からの乗り換えにも使える。
★★★☆☆
CPUタイプ:Socket479
チップセット:Intel 855GME+ICH4-M
フォームファクター:microATX
メモリスロット:PC3200 DDR SDRAM×2(最大2GB)
FSBクロック:100~400MHz(1MHzきざみ)
HDDインターフェース:Serial ATA×2、Ultra ATA/100×2
LAN:1000BASE-T×2
Socket479プラットフォームパフォーマンス解説
TEXT:鈴木雅暢
i915GMとi855GMEの差はGraphicsとHDDで顕著
 総合スコア(System)では、チップセットにi855GME+ICH4-Mを搭載したi855GMEm-LFSのみ100前後劣っているが、チップセットにi915G系を搭載するほかの3枚はほぼ横並びとなっている。項目別のスコアでもGraphicsとHDDでわずかにAOpenの2枚がよい程度。i855GMEm-LFSはCPUとMemoryのスコアはほかの3枚と同等だが、GraphicsとHDDではっきり分かる落ち込みを見せている。チップセットの仕様上、ビデオカードがAGP 4Xで動作していることを考えれば、当然か。HDDのスコアも、インターフェースの違いだけでなく、ICH4-MがICH6の2世代前のチップということを考えれば仕方ないかもしれない。
image
 
image
【環境】
CPU:Pentium M 760(2GHz、533MHz)
メモリ:<DDR2環境>アイ・オー・データ機器 DX667-512M(PC2-5300 DDR2 SDRAM 512MB)×2、<DDR環境>アイ・オー・データ機器 DR400-512MX2(PC3200 DDR SDRAM 512MB×2)
HDD:Seagate Barracuda 7200.7 ST3160827AS(Serial ATA、7,200rpm、160GB、8MB)
ビデオカード:<PCI Express環境>ELSA GLADIAC 743 GT 128MB(GeForce 6600 GT)、<AGP環境>ELSA GLADIAC 743 GT AGP 128MB(GeForce 6600 GT)
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