Windows Vista杯 自作PCの祭典 2008

Webエントリー一覧

ストレスをためないPC~別名ぐうたらPC

もりごん (64bit Vistaの達人部門) 2009年01月16日 20時13分

◆エントリーマシンのアピール

私は公私ともに現役プログラマで、仕事ではあえて非力なPCであれこれ悩みながら組むことでユーザー層のつぶしが効くよう心がけていますが、プライベートでは本能の赴くままひたすらストレスを感じない環境を構築しています。
  たとえば「上記以外の写真」の2枚目は、メインのデスクトップ画面をモニタ分配器でベッド際の液晶に転送し、USBを延長して寝っころがりながら普段の環境を使えるようにしたものです。今後のトレンドは「寝ながらPC」だと個人的に予想してます。
後藤弘茂さんのいつかのコラムによれば後藤さんも寝ながら環境を構築してるということですが、一度この環境に慣れるともう元に戻れません。
机に向かってしばらくカタカタやって疲れたらそのままベッドに横たわって今打った所を寝ながら眺めて確認するとか、日曜の朝なんとなく目覚めて夢うつつのままMIXIをチェックして再び眠りに着く。。。といった使い方ができます♪。
これがノートPCだと意外に疲れるんですよね。
いつもと環境が違うし遅いし場所取るし肩凝るしで。ゆくゆくは風呂場や台所にも延長したいです。
ビデオカードはGIGABYTEの9600GT(ファンレス)で512MBのと1GBのを1つずつ、2基。
1基は液晶専用、もう1基はアナログ専用で、SLIではありません。
私は職業柄、映像・動画には非常に細かく、いろいろな方法で映像を見ます。
特に高リフレッシュレートのテスト等ではCRTの利用は必須で、この辺りの研究や試行錯誤をストレス無く行うために今の構成に行き着きました。
ケースは鉄骨による自作ということになっていますが、これは実験の時などにストレスなくパーツにアクセスするためです。
CRTを置いている机も同種の鉄骨で一から作成しています。
しっかりしたものを作るには直角の作成などジオメトリ的コツが必要ですが、慣れると安価に好きな構造物を自由に作ることができます。
ただしこの手のまな板方式では浮いたケーブル端子の絶縁処理が必須です(その昔別のPCでショートさせたことがあります)。
あと「キャスターは必ず着ける」、「ケーブルは床を這わさない」という原則の下に設計しています。
そうすることで衛生的になり、掃除もらくちんです。
  HDDはこのPCを含め他のPCでも、その多くを静音化目的でSMART DRIVE 2002C に閉じ込めてます。
特にVistaはHDDへのアクセスが多いので、この手の品が役に立ちます。安いものではないですが装着することで静かでストレスのない常時起動環境を手にいれています。

◆Windows Vistaを使って良かったと感じた点

Vista64bitについて。なぜ私がこれを使うかと言いますと、Vistaは賛否両論ありますが、(ルーチンワークに対する環境の差し替え用途でなければ、)OSは常に新しいほうが良いに決まっているのです。
なぜなら既存の機能が新しいOSで使えなくなることはあっても時代に即した「新」機能が古いOS限定ということはほとんど無いからです。
そもそもOSというものはOSから分離できないそのような新機能をたくさん備えていて、使える分には気づかなくとも、古いOSを使った時それらがいざ使えないとストレスが貯まります。
仕事じゃないのですから世間の評判はそれはそれで理解した上で、マイペースで自分の目的に合うよう環境を用意するのが吉と考えています。(ただし私はXPや2000の環境も有しています。全てをVistaで、という意味ではありません)
  個別の機能で最も役に立っているのは、エクスプローラーのスケーラブルなサムネイルです。
いろいろな表示方法があるのでその時の気分で切り替えられてストレスの無い画像管理ができます。
HDDに保有する写真は数え切れないほど。それをWQXGAの広大な画面で一度に見渡せるのは便利です。
サムネイルの大きさを最大にすればもはやサムネイルではなく「鑑賞」そのものにもなります。
Vistaは大雑把に言ってデスクトップが高解像度の場合に何かと便利なように思います。
技術者のハードウェアの進化を見越した設計が伝わってきます。
それから1GB-DDR2が千円でおつりが来る時代、メモリは積めるだけ積みたいものです。
64bitOSなら安価に8GBくらいは積めます。これは個人的感想ですが32bitOSより64bitOSのほうがHDDのメモリへのキャッシュが頭が良いように思います(これは仕事でも感じたことです)。
このことをフルに生かすならば、OSは4GBの制限の無い64bit版しかあり得ません。
( 唯一の欠点として地デジカードが64bitに対応していないというお話がありましたがそれも先ごろ某メーカーが対応したことで解決しました)
キャッシュをあてにする使い方であれば、PCは常時起動がベターです。日々利用するデータを常にメモリキャッシュに置いておくことで快適な操作感が得られます。
私の場合、常時起動は寝ながらPCのためでもありますが。。。
プログラマとしての64bitOSのメリットは、1GB超の連続メモリを仮想アドレス空間に割り当てられることに尽きます。
最近プライベートでもメモリを1GBほどどかんと割り当てる機会が増え(たとえば *.vob をメモリに読み込む、とか)、そういった場合に64bitOSは必ず必要です。
32bitOSだとDLLによる仮想メモリ分断現象のため、現実には1回で数百MB程度しか連続メモリを
割り当てられませんし、いわゆる3.2GBの壁も精神衛生上よくありません。

◆エントリーマシンの構成パーツ

CPUCore2 Duo E8400 3.0GHz(定格)
マザーボードASUS P5E-V HDMI
メモリーTranscend DDR2-800 2GBx4 (8GB)
CPUクーラーOROCHI (添付ファンは未使用)
HDD日立HUA721050KLA330(500GB)
SeagateST31500341AS(1.5TB)
光学ドライブLG電子 GGW-H20N (Blu-ray Disc Drive)
ビデオカードGIGABYTE GV-NX96T512HP
GV-NX96T1GHP
ケース鉄骨で自作
電源剛力 PLUG-in 550W
モニターIBM P275(21inchCRT)
EIZO SX3031W-H
MITSUBISHI RDT1712S
上記以外のパーツモニタ分配器VGA-HR2K
風丸140mmファン(1200rpm)
SMART DRIVE 2002C
使用OSUltimate 64bit
使用OSの
パッケージ形態
DSP版(Ultimate α/Σなどを含む)
ストレスをためないPC~別名ぐうたらPC 1 ストレスをためないPC~別名ぐうたらPC 2 ストレスをためないPC~別名ぐうたらPC 3 ストレスをためないPC~別名ぐうたらPC 4 ストレスをためないPC~別名ぐうたらPC 5

コメントする


画像の中に見える文字を入力してください。

Impress Japan インプレス グループ

DOS/V Power Report ホームへ
Impress Japan Copyright (C) 2008 Impress Japan Corporation, an Impress Group company. All rights reserved