Windows Vista杯 自作PCの祭典 2008

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子持ちmamaでもできる超安定マシン

Bioethics mama (定格パフォーマンス部門) 2009年01月14日 06時34分

◆エントリーマシンのアピール

2008年11月に新しいマシンを組み立てる構想を立てました。そんな時に出会ったのが、i7 965 Extremeです。
初めて動かした感想は、リテールファンで100%負荷をかけると80度以上になるという熱いCPUの印象でした。
手持ちのTRUE Copperを使うことで難なくカバーをすることができ、定格で100%負荷をかけても60度前後(室温22度)でした。

このマシンを最大にアピールしたいところは、HDDがすべてSSDであることです。intel SLCを8台とAdaptec5805を使い、RAID50を構築しました。耐障害性を持ちスピードも速いことでとても満足しています。また、データ保存用として信頼度の高いSamsung SLC 64GBを4台使ってICH10RでRAID0を構築しました。これはエンコードなどに威力を発揮して、トラブルの少ないエンコードをすることができました。

二番目に、仕事をしながら、育児をしながら、家事をしながらのmamaでも「超安定&速」マシンを作ることができたことです。これは各パーツの初期不良の少ないことに起因すると思います。
組み立てれば簡単に動作する、トラブルとなって検証をする必要のないことが、短時間で動作させることにつながったと思います。

最後ですが、女性でも自作をできる時代になったことがとてもよいと思います。また、SSDのめまぐるしい進化の時代に生まれたことに、感謝をしたいと思います。

◆Windows Vistaを使って良かったと感じた点

i7が64bitに最適化されていると聞きつけ、OSとしてVISTA ULTIMATE 64bitを選びました。
最大の利点はメモリーを6GB搭載しても、きちんと認識して最大限に使ってくれることです。
32bitに比べて、64bitのインターネットブラウジングは快適にさくさく動いてくれます。また、ソフトによっては64bitに対応していることで、とても機敏に動いてくれることです。

VISTAはハングアップがほとんどなく、CPUがi7になってからとても快適に使えるようになりました。

◆エントリーマシンの構成パーツ

CPUCore i7 965 Extreme BOX
マザーボードASUS > P6T-Deluxe
メモリーSanMax > SMD-6G88NP-13H-T(DDR3 PC3-1333 2GB×3)
CPUクーラーThermalright(サイズ) > TRUE Copper, Enemax(ファン) > CLUSTER UCCL12
HDDintel > X25-E Extreme SATA SSD ×8, Samsung > MCCOE64G5MPP-0VA×4
光学ドライブbuffalo > BR-816FBS-BK
ビデオカードATI > Palit Radeon 4870 Sonic
ケース長尾製作所
電源Corsair > CMPSU-620HX
モニターDELL > 3008WFP
上記以外のパーツAdaptec > 5805 RAID Card
使用OSUltimate 64bit
使用OSの
パッケージ形態
DSP版(Ultimate α/Σなどを含む)
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コメント(7)

やってみたいRAIDシステムを見事に実現してますね。
しかし、思ったよりベンチが良くないですね。
HDDのRAIDより、圧倒的かと思いました。
X25-E Extreme SATA SSD の評価レポートを
拝見しましたが、私のHDD×8と数字の傾向が似ています。
私のとこでは、CrystalDiskMark 2.2とAdaptecの5xxx
の組み合わせの傾向なのか、100MBテストが一番速く、
500MB、1000MBの結果は、単独のSSDに負けます。
5xxxの特性なのかは、まだ解っていません。
5xxxシリーズの仕様が1.2GB/sなので、ランダムや、
シーケンシャルでは、コンスタントにこの性能が
欲しいですよね。
また、ArecaのファームとAdaptecのファームの出来にも、
興味ありますね。Arecaの方が速そうなレポートも、
見受けられます。Adaptecの5xxxは、起動に時間がかかり
ますので、立ち上がったときは、圧倒的であってもらいたい
ですよね。
今後の、情報交換よろしくお願いいたします。

Zoeさん
コメント、ありがとうございます。実はRAID0もやってみたのですが、数値があまり思わしくなく、さっさとRAID50にしました。しかしRAID60もやってみたかったのですが、どうやってもアレーをOSインストール時に認識してもらえず断念しました。

ベンチマークが悪いのはもしかしたらストレージボックスがM28E2だからかもしれません。本来の使い方と異なる使い方をしていますから。RAIDカード一枚で使っています。
http://www.supermicro.com/products/accessories/mobilerack/CSE-M28E2.cfm
今はちょっと時間がとれないので、M14Tを使って近いうちにやってみようと思います。
http://www.supermicro.com/products/accessories/mobilerack/CSE-M14.cfm

ご質問ありがとうございました。

確かに、おっしゃるように、M28E2だと、300M×4=1.2Gで
頭落ちなのかもしれませんね。
M14Tは、高いので、DIRAC CRS-S1042-SASも売っていたら、
お勧めです。1万円位安いと思います。
以下参考までに考察です。
 RAID60やRAID50は、SCSI320等のデイジーチェーン
タイプのマルチチャンネルRAIDボードで、6台の運用で、
CH0,1,2に2台づつHDDを接続して、各チャンネルに
またがる4台のRAID5論理ドライブを2本作って、これを
RAID0ストライプという構成なら有効に思えます。
レアケースで、HDDの障害により、チャンネルロックされた
場合を想定すると、そのチャンネルに接続された2台のHDDの
データが死にます。しかし、この構成ならば、複数チャンネル
にまたがるRAID5なので、復旧可能となります。
 5xxxのようなシリアルデバイス用の場合、HDDはそれぞれの
チャンネルを占有できますから、RAID50や60のありがたみは
それほど無いような気がします。普通に、RAID5や6でも、
パフォーマンスは変わらないと思いますよ。
ポートマルチプライヤで、数十台のHDDを運用の場合、
上手に設定することで、傷害に強くできると思います。
 SSDのように、寿命が比較的明確に示されるデバイスの場合、
同時期に2台死ぬ可能性を考えれば、RAID6を構築した方が、
障害に強いと言えるかもしれません。
 違うシチュエーションですが、私のところでも、OSインストール時に論理ドライブの認識ができない現象がありました。
http://www.myme.mine.nu/blog/digilog/2009/01/zs-ws-5.html
今後のための情報です。
 今後の、SSDの超速RAIDのご報告が楽しみですね。

Zoeさん
時間のあるときを見つけながら、ボチボチやっていこうと思います。ありがとうございます。
子供が生まれる前ならかなり時間があったのですが。。。

Bioethics mamaさま

定格パフォーマンス部門賞受賞おめでとうございます。
見た目サーバですね。SLC なのでやっぱりサーバです。フルタワーよりラックが似合いそうです。でもフルタワーでいてください。
わかっていたけどやっぱり上がいるもんだなぁ。精進せねば。

最近は「相性」という言葉を使いたくないのですが、
SSD と RAID カード の相性(SSD 内部で RAID 組んでいる時など)があるような気がしてウォッチング中です。

noiceさん
ありがとうございます。私なんかが受賞してよいかと思っています。でも素直にうれしいです。

SSD内部RAIDはどうなんでしょう?あちこちでかなり熱くなると言う書き込みがあります。フラッシュメモリーにかなりの影響を与えているのではないでしょうか?

消費者の速度重視、販売側のそれに応えての内部RAID。ある程度の速度も大切ですが、安定的にフリーズせずに使えることがもっとも大切だと思います。
いつ壊れるのだろう?なんて考えながら使うのは、精神衛生上厳しいですから。

私のSSDたちは、壊れる前に予兆がありました。
「シャットダウンのとき、ずいぶんともたつき始め、最後は1分くらい電源が落ちるまでに時間がかかりました」

初めまして、airskipperです。自分の方のエントリーのコメントありがとうございます。そちらにも書きましたがBioehics mamaさんの掲示板のコメントいつも大変参考になります。子育ての中お忙しいでしょうが、これからもよろしくお願いします。しかしBioethics mamaさんのマシン、本当に究極のSSDマシンですね。

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