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Pentium90MHzの筐体にCore2QuadQ9650

東京都 ABRさん:2008年10月15日19時03分

 P5というのはIntel80x86系第5世代のPentium、90とは90MHzの意で、元々は1994年に米GATEWAY2000社から買ったPentium90MHzのマシンです。当時インターネットなど普及しておらず、FAXをやりとりしながら買ったものです。私が注文した時点でのHDDスペックは1GBでしたが、FAXや入金などをしているとタイムラグがあり、大きな牛模様の段ボール箱が届いた時には1.6GBのHDDが装着されていました。そんなことも楽しみのひとつだったんですね。このマシンも数ヶ月後にはジャンパピンの差し替えによって、100MHzで動かしていました。それが思い起こせば最初のOCだったのかもしれません。
  それぞれのパーツが速度的に時代遅れになったり、物理的に寿命を迎えたりして組み替えていき、残っているのが筐体だけというのが現在です。よくもまぁこんな筐体を使ってるなとも思いますが、当時のままの外観でリヤに貼られたシリアルナンバーや製造年月日(8/08/94)が残ってます。
  15年目に入ったこの筐体での最大の苦労ポイントは、きっと13年くらい前のAT→ATX化だったのですが(今考えると笑ってしまいますが、当時は情報も少なければ部品も自由に選べない時代でした)、大変だったのはフロントの12cmファン×2の追加と、I/Oポート横の6cmファン×2の追加のための穴開けです。フロント→リヤのエアフロー確保と、それを妨げない配線、エアフローを利用する仕切り板などがポイントだと思います。
  全体のコンセプトは静音かつ高速なPCです。OCは電圧と熱(と冷却)のバランスですが、このQ9650の場合FSB424MHzを超えると電圧を欲しがる傾向にあるので、424×9=3816.4MHzをベースとして、C1Eをオフ、EISTをオンにして、OS上の電源の管理にて9倍固定、6-9倍可変を使い分けしています。ケースファンは個々の音圧レベルを揃えると数が増えてもあまりうるさくならないので、フロント20.5dB、リヤ21dBを目安として揃え、ASUSのQ-FANにてTarget39℃にて、ベンチでも回さない限り回転数は60%のままです。グラボの8800GTSは3DMark06には役不足かもしれませんが、起動時からの静かさで選んでます。この仕様でモニター2台を含む消費電力はアイドリング260W前後、3DMark06ピーク時350W前後です(ワットチェッカー読み)。
  しかしこのままではおもしろくないので、ファンを全開にして遊んでみたのがもうひとつのキャプチャです。あまり無理をしない程度にVcore1.4Vと自己規制し、少し調整すると3DMark06が13700位。それじゃキリが悪いので14000をゴールとしました(1.4Vを少しオーバーしましたが)。8800GTSではこのくらいが限界な気がするのと、メモリ2GB×4枚でOCするには電圧が必要でキツイです。
  HDD3枚のRAID0も体感速度のポイントでしょうか。私の使用用途ではそこそこ快適に動いてくれてます。

エントリーマシンの構成パーツ
CPU Intel Core 2 Quad Q9650
M/B ASUSTeK P5K Premium/WiFi-AP(P35)
メモリー Corsair TWIN2×2048-8500DF+TWIN2×2048-8500D
(DDR2-8500 2GB×4)
CASE GATEWAY2000 P5-90
フロント12cmFAN(1200rpm)×2
リヤ8cmFAN(2000rpm)×1
リヤ6cmFAN(3000rpm)×2
CPUクーラー Scythe NINJA Plus Rev.B
12cm38mmPWMFAN
6cmFAN(2500rpm)×2
VGA LEADTEK 8800GTS TDH 640MB
HDD WD Caviar Black 640GB×3 RAID0
DVD LITEON DH20A3S
TVキャプチャ LEADTEK PVR3000 Deluxe
モニター EIZO S1921+L768(19インチ×2)
電源 Coolergiant CLG-590AH
OS Windows XP Professional ×64 Edition
コメント(2)

VGAもOCするとスコア16000くらい行きそうです。
参考にBIOS設定UPして頂きたいです。

  • Anonymous
  • 2008年10月18日21時37分

常用の方は、
FSB 424MHz
PCIE 100MHz
DRAM 1063MHz(4:5) 5-5-5-15
他Auto
CPU Vol. 1.175V
FSB Vol. 1.10V
DRAM Vol. 1.95V
NB Vol. 1.25V
SB Vol. 1.05V
他Auto
8800GTS コア520MHz/メモリ817MHz/シェーダー1238MHz

MAXの方は、
FSB 484MHz
PCIE 100MHz
DRAM 965MHz(1:1) 5-5-5-15
他Auto
CPU Vol. 1.425V
FSB Vol. 1.40V
DRAM Vol. 1.90V
NB Vol. 1.70V
SB Vol. 1.20V
他Auto
8800GTS コア619MHz/メモリ1066MHz/シェーダー1452MHz

です。VGAもOCしての結果です。

メモリのtRCはAutoで52です。
私の使い方で、同じCorsairのC5Dで、
1GB×2の時は25で回るのですが
(20はソフトによってはエラーが出る)、
2GB×2だと35だったか(Autoだと42だったか)、
2GB×4だと50がノーエラーの限界です(2.1Vでも)。
Autoで52ができるのにBIOSでは5刻みだったり、
MemSetは最近は使ってません。

CPU Vcoreを上げればメモリも楽になるのかもしれませんが、
ケース内の温度を上げたくないので、
高クロックと低電圧の妥協点を探して使ってます。

ここ数年のケースは良くできてるなぁと羨ましいですが、
このケースが机の中にジャストサイズの幅と奥行きなんですよね…。

  • ABR
  • 2008年10月19日01時39分
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